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私は神を信じています 使徒の働き27章1-26節

「私は、神を信じています」という使徒パウロの言葉は単純明確な信仰告白である。ただ、どんな状況でその言葉を使ったのかは、注目すべきところである。パウロが信仰告白をした時は、「絶望」の最中であり、もはや希望はなかった。パウロに同行していたルカやアリスタルコさえも「…私たちが助かる望みも今や完全に断たれようとしていた。」と感じていたのである。何日も太陽も星も見えず、止むことのない嵐の中、パウロの言葉が希望の光を指し示したのである。パウロの指し示した希望の光は「船は失われるが、いのちを失う人はいない」という主の約束であった。すべての人が絶望感に打ちひしがれている時、ただパウロだけが、主を見上げることによって希望を与えられていた。パウロが「私は、神を信じています」と語った時の状況は、何も良い兆しが見えない時である。しかし、そんな時だからこそ信仰の光は一層輝きを増し、人々を主の元へ導くのではないだろうか。主は「皆さん、元気を出しなさい…」と一人の信仰者を用いて、すべての人を励ましておられる。私たちも、どんな時であっても、主にあって希望を語る者でありたい。

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