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20190609 ハンナの祈り 第1サムエル1ー2章

紀元前1100年頃、士師時代の弱い部族連合から王制への移行期に決定的な役割を担ったのがサムエルである。その誕生物語がここに描かれる。聖所のあるシロから西に20余㌔双岡を意味するラマタイムに、エルカナと不妊であったハンナの間に、第2妻ペニンナとの葛藤の末に、奇跡的に誕生した。
ハンナの悲願の「祈りと賛歌」は歴史に残るものとなった。夫の愛を得たい。それ以上に、神の役に立つ器を世に送り出したい。その祈りは私達に語り掛ける。
①神への信頼を嘲笑うペニンナ、背後にある真の敵(ベリヤアル=悪魔)を神は遂に、裁き、勝利された。
②涙もて、魂を注ぎ出し、正直に祈り、神に問題を委ねる決心をした。祭司エリの励ましをも得て、ハンナは祈る前後で変えられた。
③神の主権への信頼と感謝が祈りには溢れている。子を授けて下さるなら、神に捧げますとのナジル誓願の通り「サムエル」は預言者(3:20)、最後の士師として生涯を主に献げた。(1:28)母に似て祈りの人であり(詩編99:6)、祝され、用いられた神の器であった。(ヘブル11:32)

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