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—時を超えて — 使徒の働き21章27-41節

使徒パウロは、エルサレムでは「なわめと苦しみ」(使徒20:23)、預言者アガボからは「手足を縛られ、異邦人の手に渡されること」(使徒21:11)が告げられていた。しかし、パウロは御霊の働きに従いエルサレムへと進んだ。そして、その言葉通りになった。しかし、実際には、パウロの命を狙ったのはユダヤ人であり、ローマ兵に縛られたことによって命を救われた。ローマ兵は、パウロだと知って助けたわけではなかった。しかし、そのことによって、パウロはローマ兵に守られた状態で弁明する機会を得ることになった。神のなさることは、時にかなって美しい。パウロは結果的に同朋ユダヤ人たちに証する機会が与えられた。確かに危険ではあったが、ユダヤ人をはじめ、ユダヤ人指導者、異邦人が集まる最高の場所と守られた状態で語る機会が与えられたのである。また、神は、パウロを通して、ユダヤ人に語りかけるためにこの機会を作られたとも考えられる。当時のユダヤ人たちの中には幾度となく拒否した者がいたが、神は人を見捨てるようなお方ではない。全ての人に救いの機会を設けてくださっている。もう一度パウロを通してヘブル語で語るのである。神は、あなたのために、わたしたちのために、すべてを備え、導いてくださるのである。

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